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波寄せるマラウィ湖を背に、色鮮やかなジャガランダの花
11月18日、朝7:00ホテル出発。リロングウェからムズズまで486q。通常、車で北に4時間半ほどの行程ですが、途中私達の2日半のムズズ訪問に同行いただく、同組合Planning DirectorのMr. Kaunda氏(カウンダ氏)を拾うため、幹線道路を東に曲がり、マラウィ湖の方向に1時間ほど走った湖畔のホテルに立ち寄りました。広大に波寄せるマラウィ湖は、まるで海のように水平線まで広がっています。色鮮やかなジャガランダの花が咲き乱れていました。
さあ!幹線に戻り湖を右に臨みながら時速120〜140qのスピードで、一路北の都市ムズズへ。
車はあまり走っていません。時折、サトウキビや木材などを満載した大型トラックとすれ違う程度です。道路沿いには電線が走っているので、電気は来ているようです。首都に近いエリアではTVアンテナも見つけました。しかし目的地に近づくほど、家々は日干し煉瓦の上に枯れ草を積み重ねた粗末なものになり、小さい集落が点在していました。
道沿いに人家が建っている辺りで車を止めると、どこからともなく子供たちが籠に盛ったマンゴーや、大きな鯉のような淡水魚を束ねて売りにきます。マラウィの人達にとって湖の魚は貴重な蛋白源です。
うっそうと群生するゴム森林が続きます
幹線道路と湖の間の緑地に、金属性の細いパイプが横に延びていて、太陽に輝いて見えます。そしてその一帯の作物はひときわ鮮やかな深い緑色です。同乗のカウンダ氏によると、それはタバコ栽培畑で、近年タバコ栽培小規模農家が力を合わせて、灌漑設備を導入したとのことでした。やがて、平地から山道に変わると、道の両脇はうっそうと群生するゴム森林や杉木立などが数百メートルも続き、悠然と広がる大自然に圧倒されました。
リロングウェ近くでは、地平線まで遮るものが何も無い大平原が続いていましたが、3時間ほど走ると、徐々に小高い山々が見え始め、道路もいくぶん険しくなり、気温も低くなってきます。6時間ほど走り続け、ムズズに到着したのは午後1時過ぎでした。
ムズズはマラウィ北部州の州都で、人口は約15万人。標高1255m。市内には、銀行、保健所、市場やスーパーマーケットの様な大型店、またホテルなどが建ち並び、国内線の滑走路まで見えます。農業地帯(紅茶、天然ゴム、コーヒー栽培など)の中心地で、都心部へと続く道路は、朝と夕方に周囲の村から通勤してくる人々が、列をなして歩いていました。
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