キブンゴへは、キガリから高速バスで約2時間。見慣れた景色、いつもの宿と懐かしいスタッフ達の姿に、キガリと比べて生活スタイルや食事などの不便は少々あっても、「帰ってきた!」、そんな思いにさせられます。 |
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製作作業では、特に、用途に応じたピュア・バナナ紙(バナナパルプ100%)を、均一的に漉きあげる点を確認しました。スタッフ達は、初めはゆっくりと確認しながら作業していましたが、すぐに手慣れた感じでどんどん漉いていきます。聞くと、ネリに工夫をしたと話してくれました。少しでも綺麗に仕上げたいとする彼らの努力を感じて、頼もしくなりました。 |
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日本から型紙を持参して、それに沿って紙をカットすれば簡単に作れるようにしました。ポイントは紙質の良し悪しで、「かさ」用に厚めの紙が漉ければ問題なく作れます。周囲の補強は布を使います。マリーさんがミシンで可愛く仕上げてくれました。ご希望により色彩や模様の異なる布を使えば、趣が違う「かさ」を楽しんでいただけるものと思います。
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空に懸かる虹を見上げながら、経済格差が拡大し紛争が止まぬアフリカの現実に対して、道は遥かに遠いかもしれない。でもささやかであっても、「バナナの紙が仕事を作る」活動を通して、「平和で自立する暮らし」への一歩を、との思いを新たにしました。 |