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キガリで、「KWIBOHORA 」の大きな看板
2014年7月5日、キガリ飛行場を出て真っ先に目に飛び込んで来たのは、「KWIBOHORA 」と書かれた大きな看板。どんな意味?とドライバーに尋ねると、Liberation(解放)とのこと。
キガリ到着の前日、7/4は、1994年のツチ族・フツ族の内戦以降、新たな独立記念日として祝う記念日だったのです。
特に、今年は丁度20周年で、例年に増して大きな行事が行われたようです。

「国の建設目指して更なる解放と青年の成長を!」と大統領
ホテルのロビーには、7月5日(木)付の新聞が、ルワンダの過去20年間の堅実な発展を謳い、カガメ大統領が青年に対して呼びかけた内容等が掲載されています。
「国の発展は未だ半ばであり、今後の更なる解放と成長を担う青年に、大いなる自信を持って進んで欲しい。」と訴えています。
また特集号だからでしょう、各企業それぞれの「KWIBOHORA 20」を祝う宣伝ページが、全体のおよそ半分ほどを占めているなど、20周年を華々しく飾っています。
看板
新聞一面
看板
新聞一面
20年の堅実な発展を強調
青年の成長を呼びかけ
企業の広告
20年の堅実な発展を強調
青年の成長を呼びかけ
企業の広告

キブンゴで、大学の卒業式に遭遇しました
キブンゴに移動後の7月10日、いつもの様にSt. Josephホテルからコベパキに向かう途中、道の両側には沢山の車が駐車し、警察官が物々しく警備しています。見上げるとINATEK(大学名)の5回目の卒業式です。 NGOMA郡庁に近い会場入口に「5th Graduation Ceremony, July 10th 2014」の垂れ幕が掛かっていました。教育大臣も参加したようで、いわばエリートたちの表情は晴れがましく輝いていました。
中には卒業生用ガウンを羽織っていながら、小さな子供を抱いている女性も何人か見ました。また祖父母や両親、兄弟などの家族も駆けつけているようで、賑やかな雰囲気です。
INATEK卒業式1
INATEK卒業式2
INATEK卒業式1
INATEK卒業式2

卒業後は?―― 国内産業の発展、就労の機会創出が大きな課題。
その日、卒業式のことを、一人はルワンダ人に、もう一人は現地在住の日本人に話した時、彼ら二人からの返事は、全く同じものでした。
それは「大学を出ても就職先が無いんだよね!」と、私には意外な言葉でした。
カガメ大統領が目指す更なる国家の発展には、若い人材が国外に流出しなくてすむような、国内産業の発展が、雇用機会創出が必至であると思われました。