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11月14日、「ルワンダ小自作農スペシャルティコーヒーカンパニー」(RWASHOSCO:Rwanda Smallholder Specialty Company)を訪問しました。ギルバート氏(CEO)がホテルまで迎えに来てくださり、先月移転したばかりの真新しいオフィスに案内されました。氏の部屋のテーブルには、コーヒー豆で“RWASHOSCO”と書いてあり歓迎していただきました。
「RWASHOSCO」は、ルワンダコーヒー産業の先駆け
「RWASHOSCO」は、実態としては、複数の組合からなるユニオンですが、1994年以来、法律で「ユニオン」の名称の使用を禁止され「カンパニー」となっているとのこと。 オフィスや焙煎スタッフなどの給与は全収益の2.5%以内と定められ、収益の殆どは、コーヒー農民に還元されており、まさに「ユニオン」そのものです。 1994年ジェノサイド直後に、国家復興支援の一環として、USAIDの支援で、マラバに第1号のウォッシング・ステーションが建設され、コーヒー栽培や加工について専門家が派遣され技術指導を行いました。これが現在のルワンダ・コーヒーの始まりです。 その後USAIDの支援は終了し、一時は厳しい状況に置かれましたが、組合の再統合や各組合にマネージャー(殆ど女性で、技術面から経営、マーケッティングまで指導・アドバイスする。)を派遣するなどして、品質の均一化および向上をはかり、現在に至っています。
現在、「RWASHOSCO」が生産する「Marabaコーヒー」の95%はアメリカ市場に輸出しており、クリスマスを前にして多忙な時期のようでした。
青年農夫達による、計画的な「自然栽培」
ギルバート氏とともに、キガリから南に約1時間強のドライブで、Kamonji、UCAR組合を訪問しました。4WDは海抜1500メートルほどの険しい山道を登り始めました。どこへ行っても背の高い木々が繁茂し、豊かな実りの大地です。途中で、道案内も兼ね、組合代表者(Mr. John Kanyabashi)と女性マネージャー(Miss Clementine)が同乗しました。次の地点で、若い青年農夫達も荷台に乗り込んで来ました。山の頂上付近に進むにつれて、対面には山々(丘)が幾重にも連なり、遮るものが何もない高原の斜面一帯に、コーヒーの木々が100mほど続いています。
コーヒー栽培地では、青年農夫達が自分達の育てているコーヒーの木々を、誇らしげに紹介してくれました。たわわに実る緑のチェリーです。青年達の笑顔には、自信と未来への希望が満ち溢れていました。更に上の方に一歩一歩登ると、若木(一年もの、2年ものなど)が植えられており、また一角には、植えたばかりの可愛い木々が並んでいます。地域の小学生がそれぞれ一本ずつ植えて、育てているとの説明でした。こんな素晴らしい環境で生産されているコーヒーを、日本の私達が何としても販売推進したい……と強く感じました。
突然豪雨になり、残念ながら山の中腹に見えたウォッシング・ステーションには立寄れませんでしたが、群生する見事なコーヒーの木々を見ることが出来たことは、大きな収穫でした。
雨の中、組合事務所で、日本からのお土産(スカーフ・文具)を、組合代表者とマネジャーに託しました。
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