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世界が注目する「ルワンダ・コーヒー」の開発局本部を訪問
11月13日、午前中に、キガリにあるOcir Cafe(オシル・カフェ)の本部を訪問しました。
※オシル・カフェ(ルワンダコーヒー開発局)は、ルワンダの商業、産業、投資促進、観光および協同組合省に属し、ルワンダのスペシャルティ・コーヒー部門の開発促進を担っています。
最初に、ミソジコーヒー・カンパニーのCEOであるリベロ氏の案内で、本部施設内の豆の選別所を見学。
※ ミソジコーヒーカンパニーは、ルワンダの主要スペシャルティ・コーヒー生産者団体の一つです。
大きな倉庫の中で、200人ほどの女性達が60キロ詰めの袋の横に座り、出荷前の最終選別作業をしていました。一日中豆と向き合っている彼女達の気分転換になればと、少し時間をいただいて「美味しいルワンダコーヒーを待っています。」と声をかけました。ここでの手間賃は一日1ドル少しとのことで、大切な生活費となるようです。更に、焙煎室、パッキング、そして出荷などの工程を見学しました。
高品質を追求した「スペッシャルティ・コーヒー」の品質管理システム!
オシル・カフェの品質責任者であるErick Rukwaya氏の案内で、施設内を見学。ルワンダコーヒーの品質管理について丁寧に説明を受けました。
輸出されるすべての豆は建物内の“ラボ”でカッピングテストされ、合格した豆のみに証明書が発行され、輸出が許可されます。
つまり、オシル・カフェは、コーヒーのOrigin(生産地)およびQuality(品質)に関して認証を与える国の機関であり、国を挙げて、コーヒー品質の向上、維持に力を入れていることが良く理解できました。
Erick Rukwaya氏は「ウォッシング・ステーションの建設は、2005年から大幅に増え、現在120以上となっています。同時に加工技術も向上しています。2008年には、「カップ・オブ・エクセランス」がルワンダで開催され、ルワンダ産コーヒーは上位入賞を占めました。」と話していました。
販売局・局長から日本の消費者へメッセージ
世界が注目する「ルワンダ・コーヒー」の開発局本部を訪問次に、販売局・局長(マーケッティング・ダイレクター)イザベリジャ女史に面会。日本で10月に開催された「スペシャルティ・コーヒー・コンファレンス」でルワンダ・コーヒーをアピールする予定でしたが、ビザが取れず来日できなかったとのことで、大変歓迎していただきました。
女史からの日本の消費者へのメッセージをご紹介します。
ルワンダのコーヒー産業には、約50万人が従事していますが、栽培に最適な高地(丘)で育てられた高品質のアラビカ・コーヒーが、近年高い評価を得ています。

それは本年8月21日にキガリで開催された「カップ・オブ・エクセレンス」で証明されました。Alliance for Coffee Excellenceの最高責任者である、アメリカのSusie Spindler女史はじめ、世界中からの審査員達により、24のベストコーヒーが選ばれ、そのトップはルワンダ・コーヒーでした。
一位を獲得したコーヒーは、インターネット・オークションでUS$39.5/キロの値がつき、最下位のコーヒーでもUS$16.16/キロで買われています。

日本のコーヒー関係者の皆様も、是非ルワンダ・コーヒーをお試し下さい。ご連絡いただければサンプルに証明書を添えてお送りします。ご連絡をお待ちしています。
お問い合わせは、info@hatime.org または TEL/FAX:047-342-5181 までどうぞ