☆ 生理の貧困への挑戦 — バナナ茎の皮と布で生理ナプキン —
① ナプキン製作は ⇒ ルワンダまた日本で試行錯誤を重ね完成。
② 2022年10月、同国北部ルリンド郡の教育課と協働で、郡内の女子生徒を対象に“バナナ布ナプキン・プロジェクト”を開始。
② 2022年10月、同国北部ルリンド郡の教育課と協働で、郡内の女子生徒を対象に“バナナ布ナプキン・プロジェクト”を開始。
現地に通う中で見えてきた、ルワンダの生理の貧困の実情
課題その1は
①紙ナプキンを買える人は“リッチ”、買えない約7割の女性達は“プア―”と言われ続け、ナプキンを「買える/買えない」は、あからさまな 社会的格差を生んでいる。
②生理期間中は、学校でナプキンを2枚ほどもらえるものの、それでは足りない。紙ナプキンを買えない人は、十分な対応ができず恥ずかしい思いをしている。そして学校生活を安心して過ごせず、欠席しがち。
課題その1は
①紙ナプキンを買える人は“リッチ”、買えない約7割の女性達は“プア―”と言われ続け、ナプキンを「買える/買えない」は、あからさまな 社会的格差を生んでいる。
②生理期間中は、学校でナプキンを2枚ほどもらえるものの、それでは足りない。紙ナプキンを買えない人は、十分な対応ができず恥ずかしい思いをしている。そして学校生活を安心して過ごせず、欠席しがち。
自分達で作ろう!
嘆いたり、支援を待つのではなく 解決策を自分で考え、乗り越えていこう!!
生徒達が「マイナプキン・セット」を持っていれば、いつ生理になっても安心して対処できる。
嘆いたり、支援を待つのではなく 解決策を自分で考え、乗り越えていこう!!
生徒達が「マイナプキン・セット」を持っていれば、いつ生理になっても安心して対処できる。
⇒ そこで、教師が学校で生徒達に「ナプキン・セット」の作り方を教えられ ないか? 郡教育課に提案。すぐにOKとなる。
2023年3月(15校)、2024年9月(30校)「教師達とのセッション・ミーティング」を開催。人数分の型紙やマニュアルを持参しナプキン・セットの作り方 + 環境問題 について伝える。
バナナ布ナプキン・セットとは?
★ 現地では十分な水の使用が難しい。
★ 誰でも簡単に作れる。
◎ナプキンの形に縫うと、洗いにくいし乾かしにくい。その為ナプキンは 縫わずに、中央が 9枚になるように畳み方を教える。
◎保水能力の高いバナナの皮をストッパーとしナプキンの下に置き、ホルダーで固定。
◎ケースの2つのポケットには、使用前と使用後のナプキンを分けて入れる。(下記写真)
★ 誰でも簡単に作れる。
◎ナプキンの形に縫うと、洗いにくいし乾かしにくい。その為ナプキンは 縫わずに、中央が 9枚になるように畳み方を教える。
◎保水能力の高いバナナの皮をストッパーとしナプキンの下に置き、ホルダーで固定。
◎ケースの2つのポケットには、使用前と使用後のナプキンを分けて入れる。(下記写真)

課題その2は、現地の環境状況 と紙ナプキン、バナナ布ナプキン
① ゴミ収集システムの無い現地で、化学薬品使用の紙ナプキンを ボットントイレ(男女共用)に捨てると、土に戻らず堆積し⇒⇒ 大きな環境・社会問題になりかねない。
② SDGsの視点から、捨てずに繰り返し使える「バナナ布ナプキン」は環境に優しい。
③ ナプキンセットを作りながら、生徒達にゴミ処理、環境問題についても訴える。また、使用後の紙ナプキンは、捨てずに燃やすよう各学校で伝える。
② SDGsの視点から、捨てずに繰り返し使える「バナナ布ナプキン」は環境に優しい。
③ ナプキンセットを作りながら、生徒達にゴミ処理、環境問題についても訴える。また、使用後の紙ナプキンは、捨てずに燃やすよう各学校で伝える。
現在第1G・15校(約2,800人)第2G・30校(4,819人)計約7,600名程の生徒が作り方を学んでいる。そして今年新たに第3G(30校)へ伝える予定。
ナプキン製作の学校: 教師や女子生徒達から、多くの写真レポートが…。
ナプキン製作の学校: 教師や女子生徒達から、多くの写真レポートが…。

GS Rukozo 16 Jan. 2025
「ナプキン・セットの製作方法と併せて、環境問題についても教えていますよ!」との報告が。
「このナプキンは生徒達を助け、また気候温暖化に対して挑戦するものです」と書かれています。
「ナプキン・セットの製作方法と併せて、環境問題についても教えていますよ!」との報告が。
「このナプキンは生徒達を助け、また気候温暖化に対して挑戦するものです」と書かれています。

GS Shyorongi 6 Jun. 2025
少女達は、強い関心を示し、縫製やデザインなど向上しています。
彼女達は日々の生活の中で、便利でインパクトのあるこの様な製品を学べる機会に感謝しています。(写真の真ん中が教師)
少女達は、強い関心を示し、縫製やデザインなど向上しています。
彼女達は日々の生活の中で、便利でインパクトのあるこの様な製品を学べる機会に感謝しています。(写真の真ん中が教師)

GS Kiruli 24 Nov. 2024
このナプキンは自分にとって、また他の人にも大切なものです。
学んだスキルでコミュニティの人達にも伝えたい。そのため材料を応援して欲しい。
このナプキンは自分にとって、また他の人にも大切なものです。
学んだスキルでコミュニティの人達にも伝えたい。そのため材料を応援して欲しい。

GS Rushiga 07 NOV.2024
バナナ布ナプキンの作り方を学んだ生徒達は、姉妹にも教えたと言っています。
そして生徒達は、このプロジェクトを教えてくれた皆さんに、いつかお会いしてお礼を伝えたい、と言っています。
バナナ布ナプキンの作り方を学んだ生徒達は、姉妹にも教えたと言っています。
そして生徒達は、このプロジェクトを教えてくれた皆さんに、いつかお会いしてお礼を伝えたい、と言っています。
学校訪問の際、応援ソング Let’s Make Napkins の合唱を呼びかけると突然の訪問にもかかわらず、生徒達はすぐに唱和。
クリックすると、合唱の動画になります