キブンゴの職業訓練学校に、バナナペーパー・クラスを開設

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3/9早朝、キガリからバスで東に2時間、懐かしのキブンゴを訪ねました。いつも泊まっていたホテル、通い慣れた道、色々な思い出が蘇ります。
今回は、キブンゴの職業訓練学校(New Dynamic Arts Business Center :NDABUC LTD)での、バナナペーパー・クラスの開設について打ち合わせするためです。
学校側から校長他役員、紙作りを教える地元キブンゴのスタッフ、そしてBPクラフト製作を担当するキガリのアーティスト達、それにプロジェクトの実施責任者の私とが、ホテルの一角で一同に会しました。

校長は「私どもの職業訓練学校は、政府に認定されており、卒業生は各コーペラティブ(協同組合)に就職しています。バナナペーパー授業は新しい教科として取り入れ、卒業後には各自が生産できる能力を身につけさせたい。」と熱く語られます。
実は数ヶ月前に、校長とメール交信を始めましたが、返事はいつも決まって「Kumikoの要望は全て受け入れます。」のみ。そうなると逆に心配で、果たしてどんな方なのか?学校の様子は?水は?電気は?本当に大丈夫だろうか?など、授業を開始するにあたり諸々確認したい、そんな思いで今回のミーティングとなりました。
授業開始は5月はじめ、バナナペーパー作りから初めて、次にクラフト製作へと進みます。まず学校側が考えている授業内容を確認し、関係者たちとの日程調整の協議をした後、皆で学校へ向かいました。校長は徒歩15分と言っていましたが、実際は倍近い時間をかけて、ようやくたどり着くと、広々とした校庭が迎えてくれました。そして早速「編み物」「縫製」「ホテルサービス」「美容(ヘアーデザイン)」など、各教科の教室へと案内されました。
そして最後に「ここがバナナペーパー授業の教室です。」と案内されました。雨水タンクも、台所にも近い場所です。紙漉きは当面大きなタライを使いますが、できるだけ早く、教室内にせめて簡単な紙漉き用水槽設備を整えたい」と考えつつ、学校を後にしました。
キガリ行きのバスに乗る前、コベパキに立ち寄り懐かしい皆と再会しました。代表のパスカル氏やチャレス、その他の皆が奥から出てきて………

「また彼らと話し合う機会を持ちたい。」そんな思いで帰途につきました。