福岡で、バナナペーパー・プロジェクトを紹介

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【NPO法人日本BPW連合会・西日本ブロック研究会で講演】

10/14(土) ホテル福岡ガーデンパレス(福岡市中央区天神)で開催された、特定非営利活動法人・日本BPW (Business and Professional Women) 連合会 http://www.bpw-japan.jp/japanese/index.html の2017年度西日本ブロック研究会で、ルワンダでのバナナペーパー・プロジェクトについて紹介する機会がありました。

当研究会には、九州各県その他関東地域等から、社会の第一線で活躍されている女性達、約60名が参加。「働く女性達はいま・・・経済自立をめざして」のテーマで、第一部ヤング・スピーチコンテスト、第2部が講演です。実は、拙著「ルワンダに灯った希望の光」http://hat.site-omakase.com/html/book.html の出版元 “書肆侃侃房”の田島安江代表が、上記連合会福岡クラブの副会長で、今回はその福岡クラブが担当されたことから呼びかけていただき、講演が実現したものです。
参加者はBPW連合会の会員の皆様。女性の社会的地位向上、働く女性の社会環境の改善等に取り組んでおられる意識の高い方達です。

【50代からの挑戦-ルワンダの人々とともに】

参加者は、事前にアフリカやルワンダの概況について、プレ勉強会を持たれたとうかがいました。田島代表から、話のポイントとして、次の要望・アドバイスがありました。
「津田さんの職業意識。専業主婦から、大使館勤めを勝ち取っていったこと。英語を頑張ったこと。縁あってアフリカへ。はじめて知ったアフリカの実情、コーヒーのこと。NPO法人の設立と困難。そして病、最後には他人に頼らず自分の力で。ルワンダの人々とのふれあいから分かったこと。様々な人との出会いで確実に進んでいったこと。今、自分がやっていること、やれていないこと、これからやりたいこと」等です。

【活動を継続してきた、あなたの原動力は?】

私は与えられた1時間の中で、NPOハーベストタイム設立の動機から、また、ルワンダで雇用創出を願って始めたバナナペーパー・プロジェクトについて、6年間の紆余曲折を経て辿り着いた現在までの状況を、映像を使い話しました。スピーチの後、数名の方より質問がありました。特に「(幾度の挫折や困難に直面しながら、活動を継続してきたことに対して)、そこまで、あなたを動かしていくものは何ですか?」との問いに対して、皮膚病を克服できたことから得た“思いを貫く大切さ”、また“現地に軸足を置いて考える” “ルワンダの人達との触れ合いで感じた愛着”と答えました。 

【JICAキガリ事務所で、年末年始の挨拶にバナナ和紙カードが採用】

最後に、本年5月にはバナナペーパーが、Made in Rwandaイノベーション製品として、ルワンダ政府に登録されたこと、さらにJICAキガリ事務所の、今年の年末・年始のご挨拶カードに、バナナペーパー・カードを使っていただけるとの、嬉しい報告を紹介しました。お蔭様で参加者の皆様は、持参したバナナ和紙カードを、興味深く丁寧に見てくださり、同じく持参したHATの各種コーヒーともども、完売いたしました。 
初めて訪れた福岡天神地区は生憎の曇り空でしたが、そこはかとなく異国情緒が漂う、やさしい風が感じられる素敵な街でした。ご招待いただき、HATの活動を紹介できたことに、深く感謝しております。